アパートなど賃貸物件の(へ)引越しをされる方の参考になればと思い、私の経験から注意すること・知っておいたらいいことなどをお伝えします。
お小遣い稼ぎの話題ではありませんので、興味ない方はスルーしてください。
先日、友人の引越しの手伝いに行ってきました。
引越しとはいっても、引っ越しそのものは引越し業者が行うので
・荷物を運び出した後の掃除
・新居(賃貸)での荷物の片付けなど
の手伝いということです。
退去するアパートで荷物を運び出した後、管理不動産の立ち合いがあるということで、きれいに掃除をすることになりました。
カーテンレールの上など、隅々まできれいに掃除をして、不動産屋の到着を待ちます。
で、不動産屋の担当者が来て、部屋をチェックします。
細かいところまでチェックされていたみたいですけど、指摘されたのは
・壁紙の破損個所
・台所の壁紙の油汚れ
実は、トイレや風呂でどうしても落ちない汚れがあったのですが、それは指摘されませんでした。
それらについて尋ねると、「経年劣化」ということで、それほど問題はないということでした。
それに、新たに貸し出す前には全体クリーニングを施すからOKということでした。
また、その退去するアパートは畳の部屋だったのですが、珍しいことに、畳の張替代も請求されませんでした。
ただし、これはまれなことだと思います。
退去する場合、畳は自費で張り替えるか、畳の張替代を請求されることがほとんどだと思います。
※敷金がある物件の場合、敷金の一部を補充することが多いです。
敷金で足りなかった場合は、その差額を支払う。
さて、先程の
・壁紙の破損個所
・台所の壁紙の油汚れ
ですが、居住年数から(6年)、こちらも「経年劣化」ということで補修費は必要ないということでした。
※居住年数が短い場合は補修費が必要になることもあるということでした。
ということで、賃貸物件を出ていく場合
・汚れ・破損があっても居住年数によっては修理費は必要ないこともある。
・退去時には、それほどきれいに掃除しなくても大丈夫な場合もある。
ということです。
ただし、不動産屋(大家)によっては、居住年数にかかわらず、ちょっとの汚れや破損でも修理費を請求するところもあるでしょうから、入居する前に確認しておいたほうがいいかもしれませんね。
さて、新たに入居するのはワンルームマンション。
これまでのアパートのような畳部屋ではなくフローリングの部屋です。
で、荷物は先に引越し業者が運び入れているということ。
※家具などの位置は事前に伝えていたということです。
新しい部屋に入ってみると、何かが足りない!?
そう、カーペットが敷いてない。
もちろん、カーペットを敷かないでフローリングのままでもいいけど、友人はカーペットを敷くつもりで用意していたんです。
でも、カーペットを事前に敷くことを忘れていたため、カーペット無しの状態ですべての家具が運び込まれていました。
それに気づいた友人、落胆してしまいました。
で、全ての家具をずらしてカーペットを敷くのか、それとも、空いている場所だけに敷けるカーペットを別に用意するのか悩みました。
けど、家具をずらそうにも、大きなタンスや食器棚など、簡単には動かせそうもありませんからね。
で、結局、家具を動かして用意していたカーペットを敷くのはあきらめて、現状で敷ける大きさのカーペットを新たに用意することになりました。
用意していたカーペットは無駄になってしまいました・・・
実は、娘の引越しの時もカーペットがらみで事件が起きていました。
一人暮らし用の家電・家具一式を生協から購入して引っ越し当日に配達してもらうように手配していたんですけど、引っ越し当日、カーペット以外の家具はすべて届いたのに、カーペットだけが遅れていて、カーペットの到着まで何もできず、ただぼんやりと待っている状況になりました。
カーペットを敷かないと家具を入れることはできませんからね。
新居でカーペットを敷く予定の場合、まず、どんな荷物よりも先にカーペットを入れておくことですね。
荷物と一緒に新居に行くとこができない場合、引越し前にカーペットだけは敷いておいた方がいいです。
もうひとつ、友人はこれまで畳の部屋だったので、ベッドは使わず畳の上で布団を利用していました。
けど、新しい部屋はフローリングだし、収納も狭いので、ベッドの下を収納に利用しようとベッドを使うことにしました。
ところが、これまでベッドを利用したことがなかったので、ベッドの知識がなく、ベッドの上に普通に布団を敷いて寝ればいいと考えていました。
購入したベッドは組み立て式のパイプベッドで、寝る部分は金網になっているものでした。
で、その上に布団を敷いてみたけど、寝てみると背中が痛いということ。
私も寝てみたけど、金網の部分はそうでもないけど、金属の枠(3つの金網をパイプに乗せている状態)の部分がかなり痛いですね。
普通はベッドにはマットレスを載せるのでしょうけど、友人にはその知識が無かったみたいです。
マットレスは購入しても乗用車では運べないので、通販で購入することになりました。
もし、初めてベッドを購入される場合は、ベッド単体だけじゃなく、マットレスも一緒に購入されたほうがいいですよ。
※一部、マットレス不要のベッドもあります。
私は現在、実家の一戸建てに住んでいますが、これまで5つのアパートを渡り歩いてきました。
共通する部分も多いのですが、物件によって条件はいろいろと違っていますね。
前述した退去の際の補修費などもそうです。
退去の際、畳・ふすま・壁紙等の取り扱いについては
・破損・汚れがなくても必ず張り替える(自費)
・破損・汚れがあれば張り替える(自費)
・敷金から支払う
・経年劣化で無償
など、いろんなパターンがあります。
また、畳・ふすまの張り替えについても、不動産屋が手配してやってくれることがほとんどですが、なかには、引越し後、自分で手配して張り替える必要がある物件もありました。
※その場合、張替の領収書を不動産屋を提出
また、今回のように、壁紙の破損・汚れは「経年劣化」が済ませてくれる場合もありますが、居住年数にかかわらず、必ず補修費を請求される場合もあるみたいです。
このように、物件によって条件は違っているので、入居される前に確認しておいた方がいいでしょうね。
もし、ブラック?な物件だと、退去の際にとんでもない補修費を請求さる可能性もありますからね。
最後に、新しいアパート(賃貸物件)へ引越した場合の「あいさつ」について
最近は引越ししてもあいさつをしないという方も多いみたいですね。
たしかに、若い女性の場合、あいさつ(名前を知らせる)のはやめておいた方がいいという場合もあるかもしれません。
でも、私としては、あいさつはしておいたほうがいいと考えています。
私はこれまで引越しのたびに必ずあいさつはしてきました。
娘がアパート暮らしを始めた時にも、あいさつはさせました。
両隣と下の部屋の3軒だけですが。
その理由は
・何かあった時に頼りやすい
・あいさつをしていないと騒音問題などでトラブルになりやすい
特に、賃貸物件では騒音問題などでトラブルになることが多いです。
その場合、あいさつをしてるのと、していないとでは、その対応が全然違うみたいですからね。
あいさつをされていると、多少の騒音では騒がない方が多いみたいです。
逆に、あいさつをされていないと、ちょっとした騒音でも騒ぐ人もいらっしゃるみたいですね。
特に、2階以上に入居するのであれば下の部屋の方にはあいさつはしておいたほうがいいようです。
騒音は下の階に一番伝わりやすいですからね。
できれば
「しばらく引越しの片付けでうるさくしてしまうかもしれません」
「うるさかったら遠慮なく言ってください」
などと添えておいてもいいでしょう。
これまでの経験からは、そう言っておくと、よほどの騒音でない限り文句を言われることはまずありません。
あいさつの品物ですが、高級ティッシュ1箱で十分だと思います。
ティッシュの箱にのしをつけ、部屋番号と苗字を書いておけばいいでしょう。
数日訪ねても不在で出会えない時は、レジ袋にティッシュを入れ、その方の部屋のドアノブにかけておいたらいいでしょう。
もうすでに終わっている方も多いでしょうけど、この時期は引越しのシーズンです。
もし、これから賃貸物件を退去される、入居される場合は、参考にしていただければ幸いです。