キジバトの巣
我が家の庭や裏の畑の木には毎年のようにキジバトが巣を作ります。
キジバトってこんなの

出展 動物JP
巣を作る木は年によって違っていて、今年は家の裏の畑の木に巣を作っています。
巣を作っているキジバトが毎年同じ個体なのかは残念ながらわかりません。
さて、今年も巣を作って卵を産んだようです。
毎日のように近くに行って様子を見ていました。
巣のある高さは私の頭よりもちょっと高いくらいなので、背伸びをすれば巣の様子をなんとか見ることができます。
最初の頃は50cmくらいまで近づくと羽を広げて威嚇していましたが、そのうち慣れてきたのか、威嚇しなくなりました。
さて、数日前には卵がかえって、白っぽいひなが見えました。
今年も無事に巣立ってくれるといいな。
異変が
昨日、家に帰ってしばらくすると、家の裏から激しい鳥のはばたきの音が聞こえます。
尋常ではないはばたきの音で、あのキジバトの巣のほうからです。
もしや!?
と思って急いで巣に近づくと、そこには・・・
ヘビが木に登って、その巣のそばで、今にもひなに襲いかかりそうな様子です。
親のキジバトは、大きく羽を広げてバタバタと大きな音をたてて威嚇しています。
どうしようかと思いましたが、なんとかひなを守ってあげたいので、地面にあった木切れでヘビをツンツンとしました。
ヘビもビックリしたのか、巣を離れて枝をつたい、木の上の方へ逃げようとしています。
このまま木の上にいさせたら、またひなを襲うんじゃないかと思い、なんとかヘビを木から降ろそうと考えました。
でも、ヘビを木から降ろすといっても、どうしたものか・・・
やっぱり、手で引っ張って下ろすしかないみたい。
ということで、意を決してヘビをつかむことに。
さすがにヘビの頭のほうをつかむ勇気はありませんが、尻尾のほうならなんとかできるかも。
ということで、木の上の方へ登ろうとしているヘビの尻尾をつかみました。
で、引きずり降ろそうとしますが、簡単には引きずり下ろせません。
ヘビの力ってすごいですね。
目一杯力を込めて引っ張ると、小枝をバキバキと折りながら、やっとヘビを引きずり下ろすことができました。
地面に落ちたヘビは逃げようとしています。
そこで、私はなんと、その地面をはって逃げようとしているヘビの尻尾をまたつかんだのです。
その巣の近くにヘビを逃がしてしまうと、また、ひなが襲われるんじゃないか?、もっと遠くへやらなければ!と思ったんです。
で、ヘビの尻尾をつかんで、ヘビをぶら下げている状態にすると、ヘビは頭を持ち上げて、私の手のほうへ向かってくるんです。
これ、怖いです。
怖いのでどうしたかというと、ヘビを振り回し始めました。
正確には、回すじゃなくて、時計の振り子のように左右に振り続けました。
こうしていると、遠心力でヘビは頭を上へ持ち上げられないみたいだったので。
その時の画像がこれ。
ヘビの全体は映っていませんが、上が尻尾、下が頭で、私がヘビをぶら下げて左右に振っているところ。
※ヘビの大きさですが、1mちょっとくらいだったと思います。

左手でヘビを振り続けながら、右手でスマホを操作していました。
全体像を撮れればよかったのですが、慌てていたし、少しでも動きを止めるとヘビが頭を持ち上げて手のほうへ向かってきて怖かったので。
で、ヘビをできるだけ遠くへ持って行こうと思い、ヘビを振りながらの状態で、歩いて裏の山のほうへ30mほど行ったところで放り投げました。
ヘビも怖かったのか、大慌てで山のほうへ逃げていきました。
多分、ヘビも怖い思いをしたでしょうから、あのキジバトの巣へは二度と近づかないかもしれません。
ヒナは?
その時は興奮していたし、慌ててもいたからよく見ていませんでしたけど、ヒナは大丈夫だったのかな?
ということで、巣の近くへ戻ってきてから巣をのぞいてみると・・・

無事でした!
しかも、2羽!?
これまでは、親鳥がいつもいたので、ヒナはかすかにしか見えなかったの1羽だけだと思っていましたが、実際には2羽だったんですね。
これは二重の喜びです!
このあと、親鳥も戻ってきて、ヒナも安心したようです。
そのあと、何度か様子を見に行きましたが、親鳥はこれまでよりも私に慣れてくれたような気もします。
気のせいかもしれませんが・・・
それにしても、野生のヘビをつかんだのは生まれて初めてのことです。
動物園のふれあいコーナーなどで飼育されているヘビを触るということはありましたが、野生のヘビって触ったことはありませんでした。
私はド田舎育ちなので、ヘビは見たりしても全然平気です。
毒蛇のマムシなどもしょっちゅう見ていますから。
でも、触るのはちょっと・・・
ということで、これまで一度も野生のヘビを触ったことはありませんでした。
今回、初めて野生のヘビを触るといういい経験ができたと思います。
普通ならヘビを触ろうとは絶対思わないでしょうけど、今回は特別な状況だったので触れたのでしょう。
気が付いたら触っていたという感じでした。
本当に無我夢中でした。
火事場のなんとか、みたいなものかもしれませんね。
ところで、このヘビはなんというヘビなのかな?
肝心な頭の部分が映っていませんからね・・・
ほっそりとした頭だったと思いますが。

あまり見たことがない模様のヘビだから、よくわかりません。
ネットで検索して調べてみると、アオダイショウの幼蛇という可能性もあるみたいですね。
アオダイショウの成蛇はもっと大きいですし、色も違いますからね。
余談ですが、私の家は田舎のかなり古い家なので、子供の頃は家の中にアオダイショウが普通にいました。
もちろん、普段は屋根裏などにいて、居住空間へ降りてくることはめったにありませんでしたが。
でも、最近(大人になってから)は見なくなりましたね。
昔は屋根裏では当たり前のようにネズミが駆け回っていましたから、アオダイショウにとってはエサも豊富で住みやすかったのでしょうけど、今ではネズミもいませんからね。
やっぱり、エサが無いところには住めないでしょうからね。
アオダイショウは家の守り神だから大事にしなくちゃいけない、と言われてきましたが、今回のヘビがもしアオダイショウだったのなら、振り回したり、放り投げたりして・・・アオダイショウさん、ごめんなさい。
さて、無事だったヒナたち、情報によれば2週間ほどで巣立つそうです。
えっ、2週間で!?と思いますが、例年、巣を作ったかと思っていたら、いつの間にかいなくなっていましたから、本当に2週間程度で巣立ってしまうのかもしれませんね。
今年はできるだけ毎日様子を見に行って、できれば巣立ちの瞬間を見ることができれば、と思っています。
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